俺の姉貴は昔から美人だと言われてた。最近じゃ「DOASINFINITY(スペルあってるかな?)」とかいう

バンド(?)のボーカル(名前忘れた)に似てると騒がれる。

俺は洋楽専門で邦楽には疎く、「誰それ?」てな感じなんだが…。

1年くらい前、俺が21、姉貴が24の時だ。

両親が旅行で1週間ほど家を空けた。その間食事は姉貴が作っていてくれていたのだが、

土曜の夜のこと、作るのも面倒だというので、宅配ピザを頼んだ。

ワインを飲みながら二人でととりとめのない話をしていた。

そのうちかなり酔ってきてしまい(もともと二人ともそんなに酒は強くない)、

子供の頃の話になってよく二人でお風呂に入ったねって話になって、

俺は「今から一緒に入る?」と軽い冗談で言ったのだが姉貴は

「いいよ〜はいろーか〜」って言ってきた。

そしてホントに風呂入る支度をし始めた。

「オイオイマジかよ〜」と、思いつつ、こっちも酔ってるもんだから、

「ま、いいや…」と思ってしまったんだな。

で、ホントに一緒に入ってしまった。もちろんまっ裸。タオルで隠しもしなかった。

そのころ付き合ってた彼女いたんだけど、彼女の裸より姉貴の裸の方が

スタイルも良かったしキレイだったよ。

フツーに会話しながら、お互いの背中流したり、湯船に二人で膝付き合わせて入ったり。

「なにやってんだ、俺ら?」と、思いながらも不思議に妙な気分にはならなかった。

もちろんボッキもしなかったよ。本当に子供の頃と同じ感覚。

何事もなく風呂上がって、酔ってたせいもあっていつの間にか寝てた。

次の日、酔いも醒めたら、その時の恥ずかしさと言ったら…(;´Д`)

思わず叫びながらその辺を走り回りたいくらいだった。

もう、姉貴の顔見れねーよ、と思ってたら姉貴も起きてきた。

姉貴はけろりとして、「おはよー」と普段と全く変わりなかった。

ひょっとしてあれは夢だったんかな?まさか…

俺は拍子抜けして、「あの…昨夜のことだけど…」おそるおそる

聞くと姉貴は少し顔を赤くしたが、

「ああ、でも楽しかったじゃない!また一緒にはいろっか!」と言って

笑った。オソレイリマシタ…。

しかし、お互い酔っててよく間違いが起きなかったものだと思う。

いや、酔ってたからこそあんな事が出来たんだとも言えるが…。

でも、もう俺は二度とそんなこと出来そうにない……